チリモンイベントを開こう

チリモンイベントをあなた自身がが開くことは、意外と簡単かもしれませんよ。
「1人でも多くの子どもたちにチリモン体験を」と頑張っている私たちと一緒に、チリモン体験の場を増やすことに協力していただけませんか?

みんなでさがせば、もっと見つかる

例えば200グラムのチリモン材料(チリモンの混じったチリメンジャコ)があったとして、その全部を1人で調べきることは、とても大変な作業になります。
材料にもよりますが、10人で探せばちょうどいいくらいでしょう。見る目が違えば、見つかるチリモンも違ってきますし、みんなでさがせば、見つかる種類も増え、みせあいっこも楽しくなります。

見せあうことが大切です

見つけたものを人とみせあいっこするのはとても嬉しいことです。
人に見せることは、自己を開示して受け入れてもらうこと。人に見せてもらうことは、他者を受け入れることに通じます。
そういう意味でも仲間と一緒に、また知らない子と一緒に、チリモンさがしをすることは、1人でするよりも大きな意味があるのです。

どんな集まりで?

チリモンイベントを開くのは、実はとっても簡単です。
自分の子どもとその友だちを誘って自宅でやってみてはどうでしょう。PTAや子ども会、学童保育や放課後教室、地域のお祭りのアトラクションとしても喜ばれます。
もちろん、学校の授業でチリモンをしたら、子どもたちにとってこれほど楽しい学びの場はないでしょう。

お金はどのくらいかかる?

会場代、材料代、道具代がかかります。
人を誘うからには、いろいろなチリモンが確実に混じっている材料がないと困りますので、商品化されたチリモン材料を購入すれば安心です。参加者1人あたり100円から150円くらいでしょう。どうしても1人に1つあった方がいいのはピンセットですが、100円ショップで売っていますし、ずっと使い続けることができるので、安いものです。

他にあったほうがいいものは?

紙皿があればこぼしにくくて便利です。
カードに貼り付けたら、それを入れるチャック付きの袋があれば、おみやげに持ち帰るときにも落ちてしまわなくて安心です。虫めがねがあれば、倍率はそれほど高くなくてもじっくり観察させる仕掛けになります。
本格的に調べるにはNiconのファーブルなどの実体顕微鏡があれば、細かいところまで確認できますが、なくても十分です。

同定できる講師の先生は?

基本的には、同定できる知識がなくてもチリモンイベントはできますので安心してください。
このWEB図鑑も、あなた自身がチリモンイベントを開催する手助けになるように考えられたものです。チリモンイベントの目的は決して名前を覚えることではありませんので、同定できない種があっても当然で、専門家でも見分けられない種がいっぱいあることを教えてあげてください。
それでも講師が必要な場合はいつでもご相談ください。

注意していただきたいこと

ピンセットの先はとんがっていますので、目などを突かないように気をつけましょう。
またチリモンの材料は食品として扱われていない場合が多いです。小さな生き物のトゲが口内に刺さる場合もあります。いいにおいにつられて、ついつい食欲がわいてしまいますが、決して食べさせないようにしましょう。
食品として流通しているチリメンジャコを材料に使う場合は食べてもよさそうですが、素手でさわることになりますので、衛生面には特に注意してください。

「チリメンモンスター」「チリモン」の呼称について

「チリメンモンスター」「チリモン」は、きしわだ自然友の会の登録商標です。
イベントや募集チラシでこの言葉を使われる場合は、事前にご一報ください。この用語の使用につきましては、子どもたちのためのチリモンイベントでは基本的にOKですので、安心してご相談ください。この言葉が自由に使えなくなることを防ぐために、みんなのためにこのようにしていますので、ご理解いただけますようお願いします。

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